ISBN:4878922192 単行本 士郎 正宗 青心社 2001/07 ¥1,029

SAC2オフィシャルログと一緒に届いてはいたんですけどね。なんとなく積ん読でした。
前に読んでるしね。

で、今回読み直して気がついたことを数点。
■年表
ヘンリー将軍は「偽」救世主。勘違いしてますた。
米ソ連合。ロシアではない。確認。
1991年北方4島返還
 え?攻殻の40年近く前?でもクロルデンのセリフって当事者っぽいよね。ってことは結構な年齢では。内閣情報庁の仕事やめたのって単純に定年退職?
1989年日本民主主義はじまる
 クロルデンの言う連合与党云々を考えると、自民(?)一党政治体制の崩壊ってことなんですかね。
■地図
オーストラリア、南米、アフリカが真っ白いですな。作者曰く「ストーリーに深く関係ないので省略させてもらった。」とあるので省略なのか否か、SAC2の官房長官室の地図で確認。うん、南半球に隕石落下の穴は確認できず。
…ん?北米や中央アジアの国境線はしっかりかかれてるのに、idのほうで省略されてる国境線は官房長官室の地図では確認できず。ってことは、地域のブロック化が進んで、ほとんどの国にとって国境は意味をなさなくなってるんですかね。そっか、インドと中国が手を結んでるのかぁ。それでもパキスタンはインドに吸収されず、統一韓国は日中の狭間で独立しているんですね。
国境戦がしっかり描かれてる地域は、今後のストーリー展開にかかわってきそうですね。・・・今後・・・って・・・いつ出るの?・・・orz

で、南半球に隕石が降らなかったとして、まぁ、その(似非)科学的理屈はそれなりに考え付くんですが。さらに地図をよく見てみる。中国民主化と関連して語られる隕石、さぞや全土に降ったろうと思いきや、北京のアンゲルモア隕石一発のみ。中国にとっては、首脳部をつぶすためだけに存在したことに。ぶっちゃけ、再来したキリストが活動しやすくするため?旧USA(含アラスカ)は穴だらけなのにメキシコ・カナダは無傷。
士郎正宗の解説では「確率」「宇宙のカタヨリ」なんて言葉でお茶を濁してますが、どうも、妙な意図を感じてしまうのですが。まぁ、深読みしすぎだとわかってはいるんですけどね。

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