茶の湯

何年ぶりかね。茶席に入るの。
茶道部から茶会の案内来てたので冷やかしに行ってきました。
道すがら、慣れないスーツに身を包んだ集団がいたのでついてく。
慣れないスーツに身を包んだ学生の集団なんて、就職説明会でなけりゃ学生茶人ですよ。しかも神社仏閣にむかうとなれば。
でも気になった点が。水屋見舞いっぽいものがみあたらず。むー、勘違い？
でも、やっぱり茶室に向かっていきました。でも、水屋見舞いはださず。むー。数年で常識かわった？
私の頃は、学生茶会に行くと社交儀礼でお菓子詰め合わせを持っていくのがお約束でした。
かばんのなかの水屋見舞（会社の売店で購入したレア物。希少性は、味を保障するものにあらず）は出せず。
待合にて、普通に学生の群れに混じる。慣れないスーツのおかげかもしんない。
普通に、どっかの学校の茶道部の渉外と思われたり。そのたびに現役じゃないことを説明。結構あちこちの現役茶道部員にコネができたなー。
現役退いて幾星霜の人間を招待しても渉外活動にはなんの役にも立たないのにありがたいことですよ。

席に入る。その前に恒例の正客決め。一分くらい無言の押し付け合い譲り合いのあと、しょうがないので立候補。
作法なんて忘れてるから現役の人に任せたかったんですけどね。
ほら、べらべら喋りだしちゃった。半東さんが床について喋れば軸についてべらべら香合見て。茶碗について説明すれば感想をべらべら。
半東さんも慣れてる人だったのでついつい。
私が現役当時の学生茶会は、薄席では正客は半東とやりとりすることが多かったのですが、今はどうなんだろうと心配になりながらも、三つ子の魂百までというか。
あとで謝りにいったら、むしろ感謝されたり、よかったよかった。
で、久々の茶の湯を堪能したあと。足がしびれて立てない訳ですよ。昔は1時間や2時間は平気だったのに、20分くらいでこのざまですよ。
皆が茶器拝見してるのに、ぽつーんと。

待合に戻って、現役の後輩といろいろ話を。学校側との社会戦の話とか、学外の活動の話とか。
私が卒業してしばらくして謎の断絶があったらしくて、昔の情報が引き継がれてなくて困ってるとか。学内だけじゃなくて、学外の組織でも。なんかいろいろ暗黒時代があったようで。
ミッシングリンクを埋めるべく昔話をいろいろ。

あと、水屋見舞いをそっと差し出し。別にそういう風習がなくなったわけではないらしいと聞いて一安心。

あー、またお茶はじめよっかなー。