草津温泉後編

実は草津ってやたらと坂だらけ。
特に観光の中心の湯畑に至る道がひどいわけですが。
つまり、倦怠感のひどいクスリ服用すると観光なんてできやしないわけで。
クスリの服用は控えめにしたために前夜に引き続き眠れない夜ですよー。

せっかくなので、24時間開いてる外湯をうろうろ。
真っ暗な夜空の下浴衣を着た徘徊老人がいっぱい。こちら的には深夜だけど、向こう的には早朝なのでしょう。
よそ者がこんなに夜中にうろついてるのに警察も警備会社も目を光らせていない。恐るべし草津。
草津判定士の人とかだと、浴衣を見ただけでどこに泊まってるかわかるんでしょうね。
近場の湯に入る。電灯が壊れていて真っ暗。月明かりの下蠢く入浴客。
露天なら月見風呂って風情だったのかも知れませんけどね。
概して外湯は熱いです。肩までつかるどころか半身浴すらままならない時も。
外気は普通に山奥の10月の夜ですから。湯畑のおかげでかなり暖かいとはいえ。
結局宿の温泉で体を温めなおしました。

朝、寝坊様はほっといて早起き組と外湯に。やっぱり外湯は熱いらしい。でもがんばって肩まで浸かってたそうな。すごいなー。
改めて温泉効能を見たら、強酸性とかかいてある。Ph2ですってよ奥さん。草津の湯は石鹸とか洗い場不要って書いてあるんですけど、酸で殺菌してるという設定なんですね。心持ち指紋が薄くなったような。

朝食。
相も変わらず特別メニュー。
生ハムメロンの生ハム抜きとか。

チェックアウトのあと賽西の河原に。
イメージ的には賽の河原なんでしょうね。石が積んであったり地蔵菩薩にすがりつくお子様っぽい像があったり。でも鬼はいませんでした。
西の川原露天風呂。何この風呂。プールかよって大きさ。露天風呂なので直射日光燦々。死ぬ死ぬ。
お日様避けて日陰に。なんでみんな好んで日の下に行くかなぁ。
ポイント。男湯は遊歩道から丸見えになれる場所があるので、見られたがりの人は要ちぇき。

帰りの時刻がわりとばらばらなので、バスターミナルに見送り行って土産屋行って風呂入ってを繰り返し。そのたびに急な坂を登るですよ。
草津の湯では恋の病以外は治るという設定らしいですが、そりゃ毎日あれだけの坂で体を鍛えてれば健康にもなろうってもんですよ。
別の説によれば、熱さのあまり病気であることを忘れちゃうんじゃね？というのもありましたが。

帰りのバス。渋滞つきで5時間。渋滞25キロとか表示でてたわりには1時間遅れくらい？
わりと速度出てる状態でも、ある程度密度高かったりすると渋滞扱いされるんですね。
で、その5時間のうち寝てたのは1時間くらい。
結局金曜夜から帰宅までで総睡眠時間は5時間くらいだろうか。むー、クスリは重要。