バタリアン3作目。日本では劇場公開してないんだって。
バタリアンは見ていたはずなんだが本作見ても内容を思い出せない。かえってから調べてようやく思い出しました。なんかもう全然違うストーリーですね。

ノーヘルでバイク二人乗りで事故って彼女が死んじゃって、死体抱えて軍の研究施設に忍び込んで死体をゾンビにするガスでよみがえらせて。

ここまでのポイント。軍のセキュリティの甘さっぷりはいかがなものかと。セルフ突っ込み入ってたけど。あと、死体となった彼女とのタンデム萌え。後ろに乗っけてる人間、明らかに形状おかしくなってるのに軍のチェックが顔パスでスルーだもんなー。あと、バタリアンのゾンビ製造ガスって人間が吸ってもゾンビになるんじゃなかったでしたっけ?

ゾンビ化した彼女と夜の街の逃避行。お約束ならここで被害拡大しそうなもんですが、意外にも犠牲者は一桁で軍が制圧。

ゾンビ化した彼女が、空腹(脳みそ食わせろ)を紛らわすために自傷。このシーンが本作メインなんでしょうね。体に針金やガラス片突き刺すのを見るの苦手な人は自粛したほうがいい部分。
ジャケット写真はこのシーン。武装したバタリアンではなく人間の感覚に縋ってるの図。
痛みによって自分の人間性を維持してるんですが、自分が人間(or人間でない)葛藤のロールプレイを散々やってるせいで陳腐な演出に見えるのはゲーム(TRPG)脳の弊害でしょうか。

軍の研究所で実験体となってる彼女を見て、後先考えずに開放しちゃうあたり、もう主人公のだめっぷりはもう。ここでも、すでにゾンビ化してる死体が暴れるだけで被害拡大はたいしたこと無いんですよね。研究施設はあっさり封鎖完了されちゃうし。

ラストは主人公もゾンビ化しちゃうんで、仲良く焼却炉に入って二人の愛は永遠になりましたとさめでたしめでたし。という純愛映画。えー。ところでバタリアンて焼却しても灰や煙から感染するんじゃなかったけか。

で、垂れ流しなのでまた最初から見たわけですが。えーと、なんていったっけ?ビッチ?人間時代よりもゾンビ化した方が真摯なように見えるのは気のせいですか?

コメント