まぁ、銀英伝がSFじゃないって話その2ですが。

地球と同じ条件の星なんてそうそうあるわけではないので、テラフォーミングとかして環境いじくってるわけですが。
ときどき星のデータとか出てきたような気がしますが、わざわざ書いてるくらいなので地球とかなり違うのでしょう。未確認ですが。
で、環境をどうにかして大気が出来たとして、宇宙線を無効にするようなヴァンアレン帯やら電離層やらが数百年やそこらで形成できると思えないのですが。まぁ、大気の組成とかも弄くってるんでしょうけど。
それよりも、マイクロマシンとかに大気中の放射線除去させてるとか、体内にそういうマイクロマシンなり除去プラントなり入れてるほうが現実的ですかね。
作中の描写だとマイクロマシンとかかなーと。
エルファシル脱出のとき、機関を止めて隕石のふりして太陽風(=放射線とか毒電波の類がいっぱい)にのってゆうゆうと脱出してましたね。ちなみに、単純なモーター動かすだけでも電波が出てしまって隕石のふりができなくなるので、生命維持機関すら数時間は止めていたと思われ。にもかかわらず被曝の心配は一切していませんでしたね。
ワープが妊婦に悪いって表現はあったけど宇宙空間に出る自体は問題ないらしいので、被曝対策は万全なのでしょう。艦内の空気を弄ってるのか体を弄ってるのかはしりませんが。

で、ヴェスターラントの話。
上記の考察でいけば放射線対策は万全なので、非難されるべきは「核を用いた」軍事行動ではなく「民間人を対象とした」軍事行動という面であるべきです。
民間人を巻き込んだ作戦というと、アムリッツァ(だったと思う)もそうですね。食糧全部もって引き上げて領民を飢えさせて、同盟軍物資の現地調達を阻止したって作戦。
ヴェスターラントは民間人虐殺を静観し、アムリッツァは積極的に民間人を巻き込んだ。
ヴェスターラントは非難され、アムリッツァはラインハルトの非凡さを示すと評され。
なんかなー。
ヒロシマ・ナガサキだって法律的には、「核」だからいけないのではなく、「民間人を対象」としてるからいけないらしいですよ。

もうね、核(・A・)イクナイっていう脊髄反射としか思えないのですよ。かの人にとってはSF的考察よりもそっちのほうが大事なのですよ。
核批判は大いに結構、ただし、核の何がいけないかをしっかり把握しないでアレルギー起こすのはいかがなものかと。
ちなみに被曝という単語に過敏すぎるはずの日本人の現在の被曝量が、世界でトップレベルなのは秘密。
http://www.asahi.com/health/medical/TKY200402100175.html
イラクまで行って劣化ウラン弾の調査をする以前ni∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)

・・・本日の妄想は終了しました。またのご利用をお待ちしております。